東京の古い雰囲気が残るエリアを取材していると、
いい感じに錆びたとても素敵なトタンに頻繁に出会います。
もともと別の目的で色々と取材していたのですが、
度々目にする素敵なトタンの魅力に徐々にはまっていきました。
朽ちたトタンからは懐かしさを感じるとともに何故か美しい。
経年で塗装が剥がれて下地の亜鉛メッキが見え、更に下の鉄も赤く錆びている状態でしょうか。
亜鉛メッキには白さび、鉄には赤さびが発生するようです。
グラデーションがとてもきれいです。
こちらも美しく朽ちています。焼き物の梅花皮(かいらぎ)のよう。
人為的にはなかなか作れない質感ではないでしょうか。
一部新しいトタンが貼られていました。
これから時間を経て成長していくのでしょうか。
新人トタンです。まだ青い。
魅力的なトタンを度々目にしているうちに、
ペーパーキットで表現してみたいなあと思い試作を始めました。
トタンという素材は塗装の色、風化の度合い等表現の幅がかなり広く、
実物の寂れたトタンには到底かないませんが、そこを目指して塗装する楽しみは十分あります。
まずは小さな規模のトタン小屋です。
組み立ては簡単で、パタパタパタのパタンパタンで戸枠と屋根を付けたら、波板を貼り付けていくだけです。
スケールは1/80と1/87、ホーロー看板も付いて本日発売を予定しております。
よろしくお願いいたします!
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