カラーVer.のペーパーキットにウェザリングカラー

カラーバージョンのペーパーキットにウェザリングカラーやスミ入れ塗料で手を加えたいのですが、そのままだと紙が塗料を吸ってしまうので、まずはコーティング。

ということでコート剤はどれがいいのか検証してみました。

 

大きく分けるとトップコートとクリアーがありまして、一般的には下地を傷めないように、下に塗った塗料に合わせて使い分けるかと思います。

素のままのペーパーの場合どちらを使っても問題ないので、両方試してしてみました。

 

使った紙は割とザラザラとした質感。

レーザーで目地をけがいています。

 

試したコート剤は以下6点。

左から「プレミアムトップコート(つや消し)」「トップコート(つや消し)」「トップコート(半光沢)」「コートなし」「スーパースムースクリアー(つや消し)」「スーパークリアー(つや消し)」「スーパークリアー(半光沢)」

 

素材がザラザラした紙なので、やはりつや消しだとどうしても白化してしまいます。

薄く重ね吹きをしたら多少はよかったりもしますが、なかなか簡単ではない。

 

 

紙の色が多少濃くなってしまいますが、半光沢がちょうど良さそうです。

半光沢では、トップコートとクリアーで見た目の違いはほぼありません。

 

結果がよかった「半光沢」でスミ入れ+拭き取りも検証してみました。

若干拭き取りづらかったので(特にクリアー)、重ね吹きをしてからのスミ入れも試してみました。

重ね吹きの時点でクリアーは少し斑になってしまい、またスミ入れ塗料の拭き取りも滲んでしまいます。

一方トップコートは拭き取りやすく、地も安定しています。

 

ということで、紙や塗料の種類、環境によっても結果が変わってくる可能性はありますが、

今回の条件下では半光沢のトップコートが一番無難かなという結果になりました。

 

その後ウェザリングカラーでも試してみましたが、やはり「半光沢トップコート」→「ウェザリングカラー」という手順がよさそうでした。

 

番外編として、最初に白化してしまった「つや消し」のサンプルですが、

試しに上から重ね吹きをしてみました。

結果、ある程度白化を抑えることができました。

特にスーパースムースクリアーは元の素の色に近くなり、仕上がりも綺麗で驚きです。

ただ、「つや消し」だとどうしても塗料が滲んで拭き取りがきれいにはできません。

やはり上からウェザリングカラーやスミ入れ塗料を施す場合は、「半光沢トップコート」が良さそうです。