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「小屋×小人」工作コンテスト、結果発表

「小屋×小人」工作コンテスト

たくさんのご応募ありがとうございました!

本当に様々な方向性を持ったバラエティ豊かな作品が集まりまして、

お陰様でとても刺激的で、楽しく見応えのあるコンテストになりました。

魅力的な作品ばかりで賞を決めるのがとても難しかったのですが、

YFSさんと熱い協議をしまして、僭越ながら賞を決めさせていただきました。

 

総合賞:しんじ様作大気圏突入試験に臨む地球連邦軍試作モビルアーマーTOTAN-GOYA

YFS賞:はづきゅ~様作「サキュバスのお店」

梅桜堂賞:K.Yoshimura様作ワケあり兄貴、30年ぶりの帰郷

 

以上になります。

それでは、改めて受賞作品を紹介させていただきます。


総合賞

しんじ様作「大気圏突入試験に臨む地球連邦軍試作モビルアーマーTOTAN-GOYA

無重力空間で太陽光に照らされたフライトディレクターとサブディレクター、そしてパイロットの姿が確認できる。

 

キットを見ると独自の世界がアタマに広がり、これまでに「きちんとしたもの」が作れたことがありません。

そんな素直でない人間性を、あたたかく受け止めていただいたこのコンテストの懐の広さに感謝いたします。

また、梅桜堂さまのキットの素晴らしさに敬服します。

ディテールがスゴイ!!その驚きは、小屋を宇宙に打ち上げてしまうに十分なものでした。

ありがとうございます。

なお、賞金の100万円ですが、成城に一戸建てを建て、余りは貯金したいと思います。

またチャンスがあれば参加させていただきたいと思います。

                    ――しんじ様

 

おめでとうございます。やってくれましたね。

想像の斜め上どころか、宇宙行ってしまうとはミニチュア界隈のキューブリックとお呼びします。

いつもはお笑いと下ネタ枠の審査をさせて頂いておりますが、今回は「小屋の概念をぶっ壊す!」作品を総合賞とさせて頂きました。次回もぶっ飛んだ作品を夜露士九お願いします。

                    ――ミニチュア人形のYFS

 

今まで多くのトタン小屋を見てきましたが、無重力空間でのトタン小屋は初めてです。

トタン小屋で大気圏突入試験に臨む前の緊張感!

どんな会話が交わされているのでしょうか。

見ていると色々なストーリーを想像してしまいます。

作品としてはトタン小屋と人というシンプル構成ながら、

宇宙の大海原をも感じさせる壮大な作品だと感じました。

漆黒の宇宙空間でギラリと輝く「TOTAN-GOYA

痺れました!

                    ――梅桜堂

 


YFS賞

はづきゅ~様作「サキュバスのお店」

 『山奥にあるあの小屋へ真夜中に行ってはいけないよ。お前みたいな子供はサキュバスの餌食にされて二度と村に帰ってこれないからね。』

この度は選出頂きありがとうございます。 サキュバスが好きでwあったらイイナを形にした作品で選ばれた事に、熱意が伝わった気がしてとても嬉しかったです。 小屋の雰囲気もピッタリでしたw 最後に楽し

                    ――はづきゅ~様

 

エロ可愛いフィギュアと、小屋の中身は何なのか?

世の男性にとっての不治の病、中二病疾患持ちとしては気になって夜も眠れません!!

今後のはづきゅ~ワールドの展開をどきどきワクワクしております。

                    ――ミニチュア人形のYFS

 

暗い森の中でこんな場面に出くわしたら、恐怖に震えながらも一歩一歩近付いていってしまうだろうなあという魅惑的な世界観ですね!
妖艶な雰囲気とトタン小屋が絶妙にマッチしていて衝撃をうけました!

小屋の中身が気になりますね~。

                    ――梅桜堂


梅桜堂賞

K.Yoshimura様作「ワケあり兄貴、30年ぶりの帰郷

 

『かって栄華に輝いていた故郷の変わり果てた姿にしばし立ち尽くす。
ちょうど弟も迎えに来たところ、、、

兄「この船、、、」
弟「おう、オヤジの船だ」

兄「こんなにボロボロになっちまったか、、、」
弟「そりゃそうだべ、兄貴、田舎も漁師も嫌だって東京出て、何年になるよ?」

兄「もう30年、か」
弟「だべ、したら、船だってこんなになるべ」

兄「オヤジが漁師やめて、、」
弟「もう10年、して、今年で死んで4年になるな。したから、この船も丘に上げて10年このままよ」
兄「葬式にも来んですまんかった、、」
弟「なんも、いいんだ。済んだ事だ」
兄「本当にすまなかった」
弟「なんもさ」

兄「、、この小屋もまだ潰れないで建ってるんだな」
弟「おう、今年の雪でも潰れんかった、なかなかしぶといわw」
兄「ガキの頃悪さしたらよ、お仕置きでここに閉じ込められたよな」
弟「なまら怖かったよw、したけど、懐かしいな」

兄「それにしても、この辺もずいぶん寂れたな」
弟「ワヤよ、ボロボロなのは船だけじゃねえよ、この辺りはひどいもんだ。駅も無くなった、店も無くなった、寂れ果ててどもならん。」
兄「そうか、、、」

弟「何にせよ、まずはよく帰ってきたわ、ゆっくりしてけばいいわ」
兄「ありがとうな」
弟「なんも、当たり前だべ、実家だもの、自分の家でしょや」
弟「さ、帰るべ、母ちゃん家で飯さ作って待ってるべさ」 
兄「ほんと、ありがとうな」
弟「なんもさ」

みたいな情景をイメージしながら作りましたよ。作業BGMは石狩挽歌でw。
道民の方は北海道イントネーションでお読み下さいませ。
道民以外の方はテキトーに翻訳して下さいね。』

今回のコンテストは、どの作品の製作も、また皆さんの作品を観るのも、楽しくて仕方ありませんでした。

模型を作り初めてそろそろ50年になりますが、自身の模型人生の中でもこんなに楽しい時間はかって無かったような気がする位楽しませて頂きました。

余談ですが、すっかりめくるめく小屋ワールドに魅了されてしまったので、個人的にはまだまだ製作を継続します(^^)

改めまして、素晴らしい素材と機会を提供してくれたYFS様と梅桜堂様、そして投稿にリアクションして頂いた皆様には心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

                    ――K.Yoshimura様

 

哀愁漂う、正統派な作品とご応募有難うございます。

中森明菜の「難破船」聴きながら、背景したいです。

この兄弟は僅か1センチですが、小屋と小舟と相まって北の風景を感じる再現力はさすがです。

兄弟の若き日を観たいですね。

                    ――ミニチュア人形のYFS

 

K.Yoshimuraさんは、今回7作品もご投稿くださり、そのほとんどがコンテスト期間中に作成いただいた新作!

ワケあり兄貴、30年ぶりの帰郷」はその3作目。

兄弟、小屋、船、それぞれが歩んできた30年というとてつもなく長い歳月を感じさせるような豊かな作品ですね。

ボロボロになったオヤジの船に対峙している兄弟の背中に泪しました!

トタン小屋いい色ですねー、、、また組み立てたくなってきました。

                    ――梅桜堂


今回は、ツイッターとインスタグラムから多くの素敵な作品のご投稿いただきました。

受賞作以外の作品も本当に素敵な作品ばかりです。

両SNSのご投稿を下記サイトにまとめていますので、是非ご覧になってください。

今回は誠にありがとうございました。

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